「小さな世界の中で」 

          第三話 「 少年と親友と 」 Boy and Friend and so on



          僕は、まだこの気持ちに気付かないでいた

          無意識に意識する 
          
          単なる、勘違いだとこのときの僕は思っていた
          
          
          そんな気持ちに気付かないまま2週間が過ぎ
          
          中学時代の友達の 東 清彦(あずま きよひこ) と遊ぶことになった
          
          
          東は、一番の親友で よくメールでもやりとりする中である
          
          
          遊ぶのは、1ヶ月ぶりくらいになる
          
          5月は、暇すぎて南観察しかしていなかったからな
          
          
          「お前、彼女とかできたんかよぉ??」
          
          東は、僕の恋愛事情が気になるようだ
          
          『無理無理。あんな学校じゃ、できねーよ
            …ただ、面白い子はいるな          』
          
          
          もちろん南のことだ
          
          あいつの観察は面白い
          
          一生懸命なのに、どこか抜けているというか…… 天然というか……
          
          
          「どんな子なんだよぉ 紹介しろよぉ」
          
          
          東は、食いつくと引き下がらないタイプ
          
          メンドクサイが、良い奴なんだがな
          
          
          そんな僕も、悪い気はしなかった

          『今度の文化祭で紹介してやるよ』
          
          
          うちの高校の文化祭は、比較的早く6月の下旬に行われている
          
          しかし、3年は受験なので出し物はしない
          
          文化祭は、1年 2年 クラブでの活動がほとんどである
          
          
          「絶対、呼べよなぁ」
          
          
          なんやかんやで、ショッピングモールを回ったりして遊んだだけだが
          
          かなり楽しめた
          
          
          学校だと息が詰まるからな
          
          


          そして、家に帰ってから南にメールを送った
          
          『文化祭一緒に周らない?』
          
          
          返信はすぐきた
          
          「いいよ☆ 
           でも、昼は友達と周るから、朝だけだけどいい?」
          

          あいつには、悪いが朝は二人きりで 昼前に紹介するくらいでいいか
          
          『僕も、昼から中学の友達が来るから 
           朝だけで大丈夫』
          
          
          「そうなの!? みたい!!
           じゃあ、昼からは2:2で一緒に周ろうよ♪」
          
          
          なんか良い感じじゃないか(笑)
          
          朝は2人きりで、昼からはグループ交際みたいな感じで
          
          悪くない。むしろ非常に面白い展開だ!
          
          
          いけない。僕としたことが
          
          クールなのが取柄なのに こんなことで舞い上がってしまった
          
          最近なんだか調子がおかしいな
          
          昔は、こんなこと無かったのにな……
          
          
          
          そして、すぐに文化祭の日がやってきた
          
          
          
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